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電報形見

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0詩集
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中村勇哉・著 scroll
About

「人生、いかに髪切ったねって
言われないかです。」

2023年2月13日、僕は自分の「形見」を作りました。
同時に、2016年に打った「電報」をリリース。
それぞれを第一詩集、第二詩集としました。

中には、詩だけでなく、替え歌や脚本が入っていたり、コインを使うページがあったり。
詩集というよりは散文集に近いのかもしれません。
それでも、この本たちには詩集という響きがしっくりきたのです。

リリースから、気づけば3年。
全国の独立書店を通じて、2作合わせて600部を突破することができました。
多くの方の元へ届いたことを嬉しく思います。

第1詩集

電報

初版 2016年
第2版 2023.02.13
A6 / 100p

— 01

「くじらの種って知ってる?」 閑静な住宅街でそう口を開いたのは栞奈ちゃんだった。

— 02

はるばるとやってきた悲しみを、やっぱり気になるあなたに宛ててみる。 今なにをしているのでしょうか。風の音でも聞いているのでしょうか。 もし眠りにつく手前に車が通って、エンジンが鳴っていたのなら、 僕の気持ちに置き換えてはくれないだろうか。 ごおおん、ごおおおんと、胸が痛むのです。

— 03

あとひとつ数えるところ 必要なのは綺麗なこころ もて余すのは優しさだけに もて囃すのは正しさだけに

— 04

僕のいないあなたと暮らしたい

第2詩集

形見

初版 2023.02.13
A6 / 88p

— 01

「睫毛はね?お見通しなの。何でも分かっちゃうんだから。」

— 02

ふさふさじゃないと乗らないよ

— 03

ハモの天ぷらを君の口に運んだら ハモの尾っぽが僕の口に飛んできた おっぽぽぽぽぽ おっぽぽぽ

— 04

好きな季節はと聞かれたら、季節の変わり目と答えます。 好きな花はと聞かれたら、たんぽぴーの綿と答えます。 愛とは何かと聞かれたら、秘密基地で金縛りにあった感じと答えます。

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